2026年9月6日



「嵐を鎮められたイエス様」(要約)

聖書箇所:マルコの福音書4章35節〜41節


1、湖の上で突風が吹き、嵐になる

イエス様は人々に譬えでみことばを話された後、夕方になって弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われました。すると、湖の上で突然激しい突風が起きます。水が船の中まで入り、船は水でいっぱいになりました。そこで弟子たちは、船尾で枕をして眠っておられるイエス様のところに行き、「先生。私たちが死んでも、構わないのですか。」と言いました。イエス様が起き上がり、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われると、すぐに風は止み、なぎになりました。そして弟子たちに、「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」と言われました。弟子たちは非常に恐れて、互いに言い合いました。「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろうか。」


2、イエス様とはどのようなお方なのか?

第一にイエス様は、自然を支配される方です。私たちは、優しいイエス様をイメージしますが、同時に天地を創造され、自然を支配する偉大な神様でもあります。


第二に、イエス様は私たちの求めに答えてくださるお方です。弟子たちの「先生、私たちが死んでも構わないのですか」ということばには、「私たちが困ってても良いのですか」というニュアンスがあり、弟子たちの子どもっぽさを感じますが、イエス様はその願いに直ぐ答えられました。イエス様は、あなたの祈りにも耳を傾けて下さっています。

詩篇121篇3節、4節「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方はまどろむこともない。見よ、イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」自分の必要を率直に申し上げ、イエス様が答えてくださる時を待つことが大切です。


第三に、イエス様は私たちの信仰を育ててくださる方です。イエス様は嵐を鎮められてから弟子たちに、「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」と言われました。弟子たちには、イエス様から「神の国の奥義」が与えられていた(マルコ4: 11)ので、自分の信仰に自信があったのかもしれません。しかしイエス様は、弟子たちの信仰を知っておられました。それでこの嵐を通して弟子たちの信仰を成長させようとされたのです。申命記 8章5節に「あなたは、人がその子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを知らなければならない。」というみことばがあります。


弟子たちが嵐に直面したのは、船で湖の上にいる時でした。試練は、私たちの足元がぐらついている時に来ます。この時、イエス様が自然をも支配されておられる偉大な神様であり私たちの祈りに答えてくださること、試練を通して私たちの信仰を育ててくださる方であることを思い出すことができるなら感謝です。


3、誰に相談するのか

私は自分の子どもたちが反抗期を迎えた時、子育ての問題に関するいくらかの知識や技術を持っていましたが、「罪の悔い改めと福音」(マルコ1:15)がはっきりしていなかったため、方法論に流されてしまい、キリストの愛で接することができませんでした。そのため大変苦しみました。

現在はAIに人生相談をする人が多いと聞いています。様々な分野でAIが活用されるでしょう。しかし、AIには感情や人格はありません。人を愛することはできません。

しかしイエス・キリストは、あなたを愛し、あなたのために死んでくださったまことの人でありまことの神です。この生けるまことの神様と関係を持つことができるのはなんと素晴らしいことでしょう。この方を信じていれば、様々な知識や技術、方法論に振り回されたり、怯える必要はありません。イエス様は、あなたの「嵐」も鎮めて下さいます。


4、信仰とは

イエス様は弟子たちに、「あなたは不信仰だ。もっとわたしを信じなさい」とは言われませんでした。「わたしはあなたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい」(ヨハネ15: 9)と言われました。信仰は、神様からの贈り物です。そしてこの信仰は、イエス様だけを信頼するときに与えられ、試練を通して成長していくのです。


説教者:加藤 正伸 長老



<マルコの福音書 4章35〜41節>

35さて、その日のこと、夕方になって、イエスは弟子たちに、「さあ、向こう岸へ渡ろう」と言われた。

36そこで弟子たちは、群衆をあとに残し、舟に乗っておられるままで、イエスをお連れした。他の舟もイエスについて行った。

37すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水でいっぱいになった。

38ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」

39イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。

40イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」

41彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った。「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」